
能登半島地震の影響を受け、厚生労働省は15日付の事務連絡で、1~2月に実施する介護福祉士国家試験、社会福祉士国家試験について、石川県の試験会場を変更すると周知した。
2月実施の精神保健福祉士国家試験では、石川の試験会場を設定していなかったが、最大震度6弱以上だった自治体の受験申込者については、希望者に金沢市内で特設会場を設けるとした。
この3つの国家試験について、震度6弱以上だった自治体の受験者で、震災の影響で受験できない場合は、受験手数料を返還する方針だ。
事務連絡の題名は、「令和6年能登半島地震の発生に伴う第36回介護福祉士国家試験、第36回社会福祉士国家試験及び第26回精神保健福祉士国家試験の取扱いについて」。
●「JDAT」も活動中
厚労省は能登半島地震について、16日午後3時までの対応状況をまとめた。
石川のDMAT(災害派遣医療チーム)は181隊、DPAT(災害派遣精神医療チーム)は29隊が活動している。
JMAT(日本医師会災害医療チーム)は34隊、日赤救護班は28班、JDAT(日本災害歯科支援チーム)は3チームが動いている。
日本看護協会が、他県から派遣した災害支援ナースは61人。
厚労省がこの日開いた災害対策本部会議で、武見敬三厚生労働相は18日に石川県を訪問し、現地視察すると説明した。
厚労省は被災状況や対応を随時更新し、ホームページで公表している(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37198.html)。