能登半島地震について、厚生労働省は、4日午後2時半までの被災状況や対応(第12報)をまとめた。国立病院機構は同日、金沢医療センターに現地対策本部を立ち上げた。5日から医療班が順次活動し、8日以降は毎日、6班が活動できるよう調整している。
石川県で活動するDMAT(災害派遣医療チーム)は95隊に増えた。内訳は、県庁本部で19隊、病院で76隊となっている。
●被災した薬局、52施設に
被災した薬局は、石川で52施設となった。建物損壊や断水などが生じており、25施設は営業できない。
医療機関の被災状況は、石川で11施設、富山県で3施設。このうち、石川の2施設は倒壊の恐れがある。断水、医療用ガス使用不可の被害が続いている。
高齢者関係施設は、計132施設が被災。石川が106施設、新潟県が14施設、富山が12施設という状況だ。
障害者関係施設は、石川の23施設が被災。救護施設は、石川の1施設が被災している。
厚労省は被災状況や対応を随時更新し、ホームページで公表している(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37198.html)。