1日の能登半島地震で、医療機関も被災した。厚生労働省のまとめによると、1日午後10時時点で、石川県の19施設、新潟県の2施設で、断水、停電、医療用ガス使用不可の被害が出ている。石川の1施設は倒壊の恐れがある。
DMAT(災害派遣医療チーム)は、石川で9隊(県庁本部で4隊、病院で5隊)が活動している。
高齢者関係施設は、石川の1施設、新潟の2施設で、断水などの被害が出ている。
薬局は、石川の1施設で建物が崩壊し、営業不可となっている。
●厚労省、災害対策本部を設置
厚労省は1日に、災害対策本部を設置した。
在宅で人工呼吸器を用いている難病患者について、自治体に対応を注意喚起した。
人工透析については、被害状況を確認できる体制を、都道府県に要請した。日本透析医会災害時情報ネットワークメーリングリストでは、石川の複数の透析施設で、透析できない状態だとの情報があるという。
厚労省はホームページで、被災状況などのまとめを公表している(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37198.html)。
●日医、JMATを準備
日本医師会も災害対策本部を立ち上げた。石川県医師会などと連絡を取り合い、JMAT(日医災害医療チーム)を派遣できるよう準備している。