武見敬三厚生労働相は9日、能登半島地震の被災地に派遣する災害支援ナースについて、公的病院を中心に、さらに増員する考えを示した。厚生労働省の災害対策本部で説明した。
災害支援ナースは8日午後1時時点で、石川県看護協会が7人、日本看護協会が12人を派遣。このうち12人は、市立輪島病院(輪島市)、珠洲市総合病院(珠洲市)、穴水総合病院(穴水町)で活動している。
武見厚労相は、政府の非常災害対策本部での岸田文雄首相の指示にも言及。災害弱者の二次災害を優先的に防ぐべきだとした。避難所の感染症対策・低体温症対策、段ボールベッド・灯油を含めた物資確保、留守宅の防犯対策強化などの必要性にも触れた。