中医協総会は6日、能登半島地震に伴う診療報酬上の特例措置の期限について、現行の12月末から来年3月末まで延長する方針を決めた。
期限をひとまず12月末までに区切り、必要な状況把握を行った上で延長するか否かを検討することが9月11日の中医協で決まっていた。
政府は10月、9月20日からの能登半島での大雨被害を激甚災害に指定。厚生労働省は現地で災害が続く事情を踏まえ、今回の総会で特例措置の期限延長を提案した。出席委員から異論は出なかった。
厚労省は月内にも特例措置の延長に関する事務連絡を発出する予定。その後、特例措置を活用している医療機関数などを把握した上で、来年3月の中医協で再延長の有無について検討する。