日本医師会が9日に開いたJMAT活動報告会で、松本吉郎会長は、宮崎県日向灘で前日発生した地震について、「被害の詳細はまだつかんでいないが、今のところ、各医師会を通じて医療機関等に被害は出ていないと聞いている」と述べた。
●「警戒本部」を設置
気象庁が「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表したことを受け、日医は災害対策基本法上の指定公共機関として、地震災害警戒本部(本部長=松本会長)を設置した。情報収集・伝達や緊急招集の体制を整える。
松本会長は「南海トラフ地震で支援を受ける地域として指定されている静岡県から宮崎県までの太平洋沿岸地域の医師会については、十分に警戒態勢を取ってほしい」と呼びかけた。