能登半島地震の被災者の避難生活が長期化することを視野に、武見敬三厚生労働相は11日、石川県にDPAT(災害派遣精神医療チーム)を追加派遣する考えを示した。厚生労働省の災害対策本部会議で説明した。派遣の具体的な時期は、今後決めていく。
DPATは11日午前7時45分の時点で、石川で21隊が活動。うち12隊は、病院・避難所で動いている。今後、さらに県外から追加派遣し、2次避難した人も含めて、被災者の心のケアに当たる方針だ。
●福祉関係団体連絡会議、12日に開催 「DWAT」要請へ
武見厚労相は、福祉関係団体連絡会議を12日に開くことも発表した。DWAT(災害派遣福祉チーム)による生活相談などを要請する予定だ。
武見厚労相は、政府・非常災害対策本部での岸田文雄首相の発言にも言及。高齢者や体調が悪い人たちの負担を軽減するため、2次避難を急ぐとともに、通常の避難所の環境改善に努めるよう指示を受けたとした。