DMAT126隊に、DPAT・AMATは各7隊  厚労省、感染対策チームも支援【無料】

2024年1月5日 17:40

災害対策本部で対応状況を確認した=5日、厚労省

 能登半島地震について、厚生労働省は5日の災害対策本部(本部長=武見敬三厚生労働相)で、同日午前7時までの被災状況や対応を確認した。石川県で活動するDMAT(災害派遣医療チーム)は126隊まで拡大。うち62隊は、避難患者が多い3病院に派遣されている。現地で活動している日本環境感染学会のDICT(災害時感染制御支援チーム)の支援にも乗り出した。

 DMATは、県庁本部で29隊、病院・避難所などで97隊が活動。避難患者が多い公立能登総合病院(七尾市)に33隊、市立輪島病院(輪島市)に19隊、珠洲市総合病院に10隊が派遣されている。

 DPAT(災害派遣精神医療チーム)の活動も、7隊に広がった。

 AMAT(全日本病院災害時医療支援活動班)は7隊、活動中だ。JMAT(日本医師会災害医療チーム)も5日から、1隊を動かす。

●DICT支援、現地に3人派遣

 さらに、環境感染学会のDICTを支援するため、厚労省は5日から、現地対策本部に3人(厚労省職員1人、国立国際医療研究センターの専門医2人)を派遣した。

 石川・新潟・富山の医療機関の被災状況は、断水が14施設、医療ガス使用不可が2施設となっている。浸水や停電はない。

 厚労省は被災状況や対応を随時更新し、ホームページで公表している(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37198.html)。

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